2014年4月21日月曜日

茶餐廳~!

皆さま ご無沙汰しております。
しばらくブログを投稿しておりませんでした。

さて、本日の話題はこれも香港人の魂とも言える”茶餐廳”(チャーチャンテーン)でございます。

香港にお住まいの方なら、一度は足を踏み入れたことはあるでしょう。
というか、足を踏み入れないほうが困難なほど、茶餐廳は香港人の生活に密着しています。
前回の飲茶同様、茶餐廳に行ったことがない香港人はたぶんいないと思います。

それで、この茶餐廳とは何かと申しますと、まあただのレストランです。はい。
いわゆる日本の”喫茶店”と同様で、街中どこにでもあります。
気の張らない庶民のレストランです。
店構えはだいたいこんなカンジです。メニューとか看板とかとにかく出す出す!


通常朝7時ごろより営業しており、当然朝は朝食メニュー。
よくあるのはこんなカンジ。
A餐(Aセット) 火腿双蛋厚多士+公仔麺 ハム、目玉焼き二個、トーストとインスタントヌードル
B餐(Bセット) 腸仔双蛋厚多士+番茄通粉 ソーセージ、目玉焼き二個、トーストとトマトマカロニ
これにコーヒーや紅茶(香港人の好みはミルクティー)とかがつきます。
だいたいHK$30くらいでしょうか。
皆出勤前にこういうところで朝をすませます。
もちろんテイクアウト(外賣オイマイ)も可能ですので、オフィスでむしゃむしゃということもよくあります。
もうひとつの朝食定番がこの香港式メロンパンとミルクティー。
波籮包(ボーローバーゥ)、奶茶(ナイチャー)
美味いです!!

そして、ランチタイムです。
この時が一番の稼ぎ時。
とにかくすんごい混んでいて、この狭い店にいったい何人つめこむんだろうと思うほど
人を座らせます。この技術関心します。
通常4人掛け精一杯の丸いテーブルに、どこからか椅子をもって来て
8人くらい座らせる時もあります。
で、”伙記”(フォーゲイ)と呼ばれるウエイターたちがパワー全開で客を誘導、注文を取っていきます。これまた速い!うかうかしてたら怒鳴られそうです。
 

とにかく狭いです。ここにどんどん詰め込む!

すごいメニューの数!ほんとに全部あるの??それが・・・ある!


メニューもものすごい種類が用意されています。
たぶん茶餐廳のメニューは100種類くらいあるんじゃないかと思います。
ローストダック、チキン、チャーシューといった、いわゆる”焼味”(シゥメイ)はもちろん、
魚香茄子飯(ユーヒョンケージーファーン)マーボー茄子ゴハン
番茄炒蛋飯(ファンケーチャウダーンファーン)トマトとタマゴ炒めゴハン
というオカズぶっかけご飯系。
干炒牛河(ゴンチャウアウホー)牛肉ときしめんの醤油炒め
星州炒米(センジャウチャウマイ)ビーフンのカレー炒め
揚州炒飯(ヨンジャウチャウファーン)五目チャーハン
咸魚鶏粒炒飯(ハームユーガイラップチャウファーン)鶏肉と魚燻製のチャーハン
などの焼きそば、焼き飯系
といったあたりが定番でしょうか。
これが干炒牛河です。辛醤(ラッジョーン)とうがらしをつけて食べるとおいしい。


そして午後2時からは”下午茶”(ハーンムーチャー)アフタヌーンティーです。
アフタヌーンティーというとなんか優雅なカンジがしますが
内容は激庶民であります。
だいたいあっまーいフレンチトースト(なぜか揚げてある)とか
手羽先のから揚げとか、ソーセージとか、とにかく身体に悪そうなものばかりです。
小腹がすいた時にいいですね。
よく商談(?)に利用している人もいます。
身体に悪いフレンチトースト、ピーナッツバターのせですっごいカロリーです。
でも・・・おいしい~
西多士(サイト―シー)加(ガー)花生醤(ファーサーンジョーン)


夜は打って変って静か~です。
客が減るからです。
メニュー構成上、ディナーってカンジではないので、通常一人客がポツッと座って
チャーシューゴハンなんかを食べてます。
そして茶餐廳に欠かせないテレビを見ながら。
たいていドラマやってます。
昼は戦士のように飛び回っていた伙記たちもヒマそうに客と一緒にテレビ見てます。
何かけっこうしみじみ~ってカンジ。
で、行政長官とかが出てきてスピーチしているのに向かって
”えーぃ”と文句言ってたりして。

まあそうやってだいたい夜9時くらいには店じまいとなります。

お話ししたい内容がたーくさんあるので、ちょっと1回では書ききれません。ので、続きは次回に。

明日の朝もA餐にしようかな~

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