2014年2月26日水曜日

広東語が広東語らしくなる助動詞使い

今回は広東語の助動詞についてお話したいと思います。

これを助動詞というのかどうかは不安ですが(勝手にそう言ってます)
・・・つまり動詞の後についてその状況、状態を補足する役目があるものです。
広東語にはこの助動詞がたくさんあり、これを使いこなすと広東語らしい広東語となります。

例文をあげます。

「咗」(ジョー)
これは過去形にする場合に使いますね。
例えば、「食咗飯」でゴハン食べた、です。
ただ、過去形以外の場合にもよく使われます。
例えば、
啲龍蝦好味0架,快啲食咗佢! このロブスターすっごくおいしいよ、早く食べなよ!
除咗件衫先呢,我要洗0架。 服脱いでよ、洗うから。
というように、何かものごとを催促する時にこの「咗」をつけます。

「親」(チャン)
これは”くっつく”というのがもともとの意味ですが、ある動作をすることにより
引き起こされ、発生するの意味に使います。
(すいません、ヘンな日本語ですね・・・)
例えば、
出邊好凍、着多件衫呀、凍親呀。 外寒いからもっと厚着しなさい、風邪ひくよ。
「凍親」つめたいことにくっつく、つまり風邪をひくという意味になります。
食得太快、咬親条(月利) 早く食べすぎて、舌を咬んだ
傷口重未好、0郁親都好痛 キズがまだ治ってないから、動かすと痛い
0郁(ヨック)というのは、動かすという動詞ですね。

「埋」(マイ)
これは「埋単」(マイターン)の埋ですね。字の通り埋めるというのが直接的意味です。
未払いの勘定(単)を埋めるということで、埋単=お勘定ということになります。
そこから派生して、範囲を広げる、これも、あれも一緒にという意味に使われます。
例えば、
我哋打算去旅行,你都去埋啦 私たち旅行行く予定なんだけど、一緒に行こうよ
我幫你做埋佢先 私がついでにやってあげるよ
私の仕事の範囲を広げて一緒にやる、という意味で、ついでにやってあげるという意味になります。
もうひとつ、これをやってしまってから、次の動作に移るという場合にも使われます。
例えば、
睇埋呢個電視節目、就瞓0架喇 この番組見終わったら寝るから
飲埋湯先出去啦 スープ飲んでから出かけなさいよ
(・・またスープか・・・)

まだまだたくさーんあるのですが、本日はこの辺で・・・
これが使えるようになると、ぐっと広東語っぽくなりますよ!

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