良き妻としてここはいっぱつスープでもつくって旦那さんの帰りを待っているべきでしょうが・・・
そんなことはしません。
ごめんなさい。
というか、実は私アンチスープ派なんです。
これはたぶん香港人の異常とも思える”スープ信仰”に対する反逆(?)でしょう。
香港人のスープに対する思い入れはそりゃー強いです。
何かあったら、すぐにあのスープ飲め、このスープが良いなど、スープ談義にしばし時間が費やされます。結婚当初姑から、日本ではこういうスープ飲むの?と言われ、いえー別に、たまに味噌汁くらいですかねーと答えたところ、「スープ飲まないですってぇー!」と彼女のすごい反応。
もうスープ飲まないと死ぬみたいな言われ方して、そのあとの何か軽蔑したみたいな表情、今でも忘れません。
ダンナときたら、子供が小さい時ちょっとくしゃみでもしようもんなら、「〇〇のスープを焚かないと・・・」などと言い出します。
私は心の中で、「勘弁してやー、君ら。スープで病気治ると思ってんの??風邪やろ、風邪。なら病院やろ、ちゃう??」と。
でもこれはうちの姑とダンナにかぎったことではありません。
おそらくほぼ9割以上の香港人が似たり寄ったりの状態だと思います。
オフィスでも誰かがちょっと調子悪いんだけど・・なんて言い出すと、誰からとなくスープの話になっていきます。若い人でもです。
そうです。スープは確かに健康に良い。
だって、季節の野菜と骨付き肉や魚を2-3時間ぐつぐつと煮て、そのエキスを飲むのですから。
材料の自然な風味が出ていて、上品でおいしいです。
しかも気候に合わせて、漢方薬的なものもちょっと入れたりして、確かに体に良い。認める。
中国の北方と違って南方には新鮮な材料が豊富にあるから、こんな贅沢なスープが生まれたのです。香港人は(広東人は)なんたって、広東料理が一番レベルの高い料理だと思ってますからね。
北方の料理の味付けが濃いのは材料が新鮮でないことをごまかすため、彼らのいうちょこっと煮炊きしたスープなどスープじゃないと言います。
だからってぇー、病気が治るか?
広東スープ飲む習慣ないヤツはみな早死にか?
日本人は世界最長寿国やで、どう説明してくれんねん・・・
おーーと、すみません、ちょっとエキサイトしてしまいまいた。
そんなにスープを自慢しなかったら飲んであげるんですけどね。
これは定番の大根とにんじんのスープ。
甘味を出すために”蜜棗”という砂糖づけのナツメを入れます。
これはクレソンと砂肝のスープ
びっくりする組み合わせですが
スープの定番です。
クレソンは体の血液をきれいにしてくれるそうです。
こんなカンジの薬膳っぽい材料も入れます。
いろいろあって名前は覚えられません・・・
こうやって見るとおいしそうだなー
明日もスープ焚いてみましょう、最近カゼも流行ってるみたいだし・・・・
(すっかり広東人やないか・・)
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