私がこれまでに”カチーン”と来た広東語の表現をご紹介します。
香港人からすると、別に嫌味で言ってるわけじゃなくて
そういう表現がフツーだから、ということなんでしょうけど、
日本人からすると「なんやそのいいぐさは・・・」ってことになるんです。
その①「重唔快0的買?」(ジョンムファーイティマーィ?)
直訳をしますと、なんで早く買わないの、という意味になります。
これってCMとかで良く耳にします。
今日もこちらのIKEAの店内放送で耳にしました。
内容はこんなカンジです。
「新年快到了、宜家家居有好多優恵、・・・・・・、唔好錯過機会了、重唔快0的買?」
日本語っぽく訳しますと、
「もうすぐ新年ですね。IKEAではお得がいっぱい。・・・なんだかんだ・・・、
このチャンスをお見逃しなく、お早目に!」
そうです、この最後の「お早目に!」がさっきの「重唔快0的買?」
なんで早く買わないの、にあたるわけです。
そうだったのかー。
最初は客に向かってなんてこと言うヤツだと思ってましたけど。
その②「我同你入啊」(オートンネイヤップア)
直訳をしますと、あなたのために入れてあげる、となります。
シチュエーションを詳しくお話ししますと…
以前「八達通」(バッツダッツトン)(日本のSuicaみたいなプリペイドカード)
がない時は、バスなどお釣りが出なくて困りました。
もちろんバス内での両替機などもないです。
やっとバスに乗って、さて払おうという時になり、
うわー、全く小銭がない!さりとて、20ドル紙幣なんか入れるのはシャクだ。
そんな時に先ほどの一言をあなたの後ろに続く乗客へ言うのです!
「我同你入啊」
つまり、次に乗る人々のお金をあつめて、この20ドルでまとめて払うという臨時車掌になるわけです。
その時、この「あなたのために(お金を)入れてあげる」というセリフが出るわけです。
この行為もさることながら、この言いぐさがにくらしいですよね~
これ以外にも類似として、「我同你做」(あなたのためにやってあげる)とか、「我同你寫」(あなたのために書いてあげる)とかもよく登場します。
これを言われても香港人はちっともムッとしないみたいです。
バスの料金払うところです。
乗ってすぐ払います。
手前が八達通で払うところ、その後ろの赤い箱は小銭を入れる箱。
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