いわゆる広東語の”語気”です。
日本語にも多々語気がありますが、広東語は特にそれが多い気がします。
これは方言の特長だと思うのです。
この語気をうまく使うことがその地方の言語っぽく話すポイントではないでしょうか?
関西弁なら「~やんか」、広島弁なら「~じゃけん」など、これを入れないとネイティブっぽく聞こえませんよね。
みなさんもぜひ広東語の語気をマスターしてください。
基本的なものを挙げますと、
「啦」(ラー)・・・一番良く使われる語気、「~ね」「~だねー」「~よ」という風に普通の会話にしょっちゅう出てきます。
例文)
叫佢哋行先啦,我要迟啲先嚟 先行っといてって言ってね、あとから行くから
佢哋已经出咗去啦 もう出ていったよ
「啩」(グワー)・・・たぶん、○○じゃない、まさか、など不確定な場合に使います。
例文)
唔係啩?連加数都唔識? まさか、足し算も知らないの?
「喎」(ウォー)・・・〇〇じゃない、〇〇だってよ。
例文)
喎 母さんが皿洗えって言ってるよ 阿媽叫你去洗碗
とにかくさまざまなんですが、これからご紹介する語気は最初聞いた時、「オイ!」「コラ!」と怒られていると思いました。
「唓」(チェー)・・・えーっ、それがどうしたってカンジの語気です。
例文)
我六歳識踩単車 俺6歳で自転車にのれたんだ
唓、我六歳識揸車呀 チェー、俺なんか6歳で車運転しとったわ
チェーッと言われて、なんでそんな言われ方せんといかんねん!って思いました。
でもこれは仲の良い間柄で親しみを持って言うことが多く、「何言ってんねん」的な意味あいです。
ちなみに、これにジェスチャーがつくとさらに香港人っぽい。
チェーと言いながら片手を下から上へあげます。
この図のように手を下から上にあげながらちぇーっというとさらに香港人っぽくなります もうひとつの手は腰にあてるとグッド! |
「喂」(ワイ)・・・おい、ほら、あれっ?というカンジで相手に喚起を促す語気です。
例文)
喂、我的銀包呢? あれっ?私のサイフは・・?
喂、快0的来啦 ほら、早く!
これなんかもろ怒られてると思いましたねー。
でも女の子同士でも良く言うんです。それほどシリアスな意味はなく、あれっみたいな時に良く使います。
「吓」(ハー)・・・文字どおりはぁーっってカンジの時に使います。
例文)
吓、咁大鑊 はぁー、それやばいよ
このハーを言う時、日本語のそれよりもっとえげつなくおおげさに「はぁぁーっ」ってカンジで言います。結構顔もゆがめて言うと香港人っぽくなります。
香港の有名キャラクター、”麥兜”(マックダウ)の映画”菠蘿油王子”は広東語勉強に大変役立ちます。香港、広東語のエキスがいーっぱいつまっています。
かわいいブタのキャラクターです 他の登場人物もめっちゃかわいい! |
映画の一部をリンクしておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=DM0z0QqYKUY
6:27あたりで先生が子供たちにこの「チェー」を教える場面が出てきます。
このチェーはこういった声のトーンで言います。
お手本にして練習してみましょう。
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