2014年1月15日水曜日

時間と広東語

香港人は朝遅いです(っていうかかなり苦手です)。
子供も平気で夜11:00ごろまで街をぶらついているので(もちろん親も、時には
おじーちゃん、おばーちゃんも一緒)みんな宵っ張りです。
香港で働いている人はみな知っていると思いますが、9:00始業であれば
香港人はだいたい9:15くらいまでにオフィスに到着し(まあ、それくらいまでは遅刻と見なされない)そこから、おもむろに朝食を取り出しデスクでムシャムシャ・・・
食べながらけだるそうにメールのチェックをしたりして、まだまだエンジンはかかる気配なし。
でも香港人は一般的に自分のデューティーには責任を持っているので
仕事の効率はめちゃくちゃ良いし、プロフェッショナルです。
手段はともかく結果出せばいいので、朝ちょっと遅く来ようが関係ないのです。
もちろん仕事終わるまで帰りませんから、定時の6:00に帰れればかなり幸せ
7:00~8:00が平均帰社時間ってとこでしょうか?
それから夕食ですから、通常夜9:00頃が夕食タイムとなります。
(中国だともう寝る時間ですよね)

で、今日は広東語での時間の言い方。
まずは基礎から。
〇〇時は〇〇點(ディム)
〇〇分は〇〇分(ファン)
ですね。
で、3:05は三點零五分(サームディムレンンファン)となります。
*05分の場合は、かならず零(レン)を入れるようにしましょう

つぎは、香港人っぽい言い方です。

三點一(サームディムヤッ)3:05のこと
5分単位を”字”と言います。5分なら一個字(ヤッコジ)、10分なら両個字(リョンコジ)。
でも通常後ろの”字”は省略されて言われることが多いので、3:05は三點一となります。
時には、”踏一”(ダップヤッ)とも言います。
でも三點踏一とはあまり言いません。
どういうシチュエーションでこの”踏”を使用するかと言いますと、
Aさん「会議3:15からだっけ・・?」「開會係唔係三點三呀?」
Bさん「3:05って言ってたよ」「佢話、踏喎」
つまり、前に具体的な時間が話に出ていて、それに続いて何分という言い方を
するときにこれを使うことが多いです。

三點零(サームディムレン)3:05-3:15くらい
この零は普通のゼロの場合は4声のレンという発音ですが
この場合はレーンって感じで伸ばした音になります。
私はこの零を最初勘違いしていて、”ゼロ”っていってんだから
三時きっかりって言う意味かと思っていました。
で、当時の彼氏(今のダンナ)と待ち合わせをしていて、彼が「三點零」
に着くというので、日本人の私は3時きっかりに待っておりました。
結局彼は3:20頃に現れ、私はカンカン。
なんで怒ってるんだよ、「三點零」って言ったじゃないか、と彼。
そこではじめてこの「零」の意味を知った次第です。

この「零」は時間以外にも使えて、
ゴハン三杯ちょっと食べる「三碗零」、
10人ちょっといる「十零人」(11-13人くらい)、
100万円ちょっとする「百零萬」(105-130万くらい)という具合です。

あと、昔の(かなり昔の)広東語の教科書を見ると、「一個骨」(ヤッコクワッ)という
のが出てくるのですが、これは15分のことです。
たとえば、「三點一個骨」というと3:15のことです。
「骨」(クワッ)というのは英語のQuarterから来ています。
でも今これを使う人はほとんどいません。なつかしい言葉ですね。






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