2014年1月7日火曜日

不動産の広東語

今回はいきなりですが、不動産の広東語です。

私は香港にいる18年の間、今住んでいる家で9軒目です。
部屋借りるのはもちろん、不動産の売買も数回経験しています。
一時不動産物件めぐりを趣味(?)としていたことから、
ほぼ香港全域の物件の情報が頭に入っております。(*^_^*)

香港では私のような人は珍しくなく、だいたい数人の香港人が集まると
不動産の話になります。
今売り出しの新築物件、あんな立地で新築だっていうだけであの値段は高いとか
今月は売買成約数が落ちているとか、あのマンションの間取りは使いやすいとか
とにかくみんなよーく知ってます。
投資目的で買う人も多いですし、なにせ香港は狭いから住宅の供給も限りあり
おぼえるのも簡単なんですよね。

毎週週末には不動産情報の雑誌が新聞の付録でついてくるので
情報はいつも最新です!

で、今回はこの不動産広告に載っている広東語を見てみましょう。

手元にあった雑誌の写真です。


コラムの一番上はマンションの名前
その下は面積 香港では平方フィートを使います
そしてこの物件の説明文
一番下は値段
 
例)
華富閣 (マンション名)
實:479尺(実際面積479平方フィート)
建:589尺(建築面積589平方フィート)
有匙海景 (鍵あり、シービュー)
410萬 (410万香港ドル)
 
という具合です。
 
 



まず、この面積の實と建とは何かといいますと、建築の場合は共有部分の廊下やロビー、
階段なども含んだ面積(つまり住めない部分だけど計算に入ってるのです)
實は本当にその物件自体の面積です。
実はつい最近までこの件建築面積しか表示されていいませんでした。
で、ディベロッパーの誇大表示がエスカレートしていき
今では實をのせることが義務付けられるようになったのです。

本日の本題は、これではなくて、マンションの説明文についてです。
これが解読できるようになったら、あなたも立派な香港人!

さきほどの例を見てみましょう。
「有匙」鍵ありとはーー不動産屋に鍵が預けられていて、空き部屋になっている。すぐ見れるよ
という意味なのです。

他にも見てみると、
「上車首選」--上車とは車に乗るという意味ですが、ここでの車は不動産のことで、
つまり物件を手に入れるの意味。お買い得、安い、初めて購入するならこれ、みたいな意味です。
「吉」--これは空き部屋になっているという意味。本来なら空きは”空”ですが、この発音が
”凶”と同じなので縁起悪いとされ、「吉」と言うのです。これよく使います。
「交吉」ーーつまり部屋を空けて渡してください
「則皇」--とてもよい間取り
「獨家」--その不動産屋でしか扱ってない物件
「池景」--プールが見える景色
「靚装」--きれいな内装
などなど。

ただ今は不動産があまりにも値上がりしてしまって庶民にはかなりツライ状況なんです・・・
政府もいろいろ策を講じてたぶん今年のうちに10~20%くらい下がるだろうと言われていますが、それでもこのボロさでこの狭さでこの値段か・・・と思います。
狭いところにいっぱい住んでいるから仕方ないですけどね。


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