2014年1月8日水曜日

縁起のいい広東語

広東人はとにかく縁起がいいことにこだわります。
日本人もそうでけど、まあ四とか九とか数字をなるべく使わないようにするぐらいですよね。
でも彼らのはこだわりすぎのような気が・・・
4階、13階のないビルはあたりまえ、ヤサイの名前とかまで変えてしまうんですから。

例えば、
ニガウリ もとの名前はその字のまま苦瓜(フーグゥァ)なんですが、
この苦が縁起悪いということで、涼瓜(リョングゥァ)。
絲瓜(シーグゥァ)の絲が負けるの輸に音が似ているため、勝瓜(セングゥァ)。
といった具合です。

これ以外にも
占い書の通書、書の発音が同じく負けるの輸と同じのため、通勝(トンセン)
ブタのタン、猪舌の舌が損するの蝕(シッ)と同じのため、猪脷(ジューレイ)など。

もちろん本当に亡くなった場合なども、「死咗(セイジョー)」(死んだ)などと
直接的な言い方はかなりのタブー。
普段は細かいことは気に留めない香港人ですが、これだけは絶対に避けてください。
友人失います。軽蔑されます。一生忘れてもらえません。
では、なんと言ったらいいのでしょうか?
「走咗(ジャウジョー)」です。
通常は帰ったよ、去って行ったよ、という意味に使いますが、ここではつまりソノ意味。

今日は30年ぶりのクラス会です。
みな50過ぎて、おう久しぶり~なんて挨拶して。
で、あいつはどうしてる?
あなたは「彼はアメリカに行っちゃったよ」のつもりで、「佢走咗」と答えます。
そこで同級生全員固まる・・・「えっ・・?アイツ・・まさか・・」
というような誤解が生じてしまうのですよ。
あなたはその空気を読んで、こう言います。「死了!(セイラ~!)」(シマッタ~の意)
おーっと、さらにまぎらわしい。

でもみんないつも使ってるじゃないこの言葉!
どーいうこと?!

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